はー。誰も見てないブログでよかったなぁ〜!飲み過ぎたって二日酔いだー!!ダッダッッだーーーーー!!って叫んだって誰にも気づかれない、すなわち、誰にも咎められないんだよ??素敵空間!!!(ウソですすみませんでした)
※鳩のネタでもきのこでもないです。
起業して4年目。弊社、グルーヴノーツはプーストブースト(←誤植発見ありがとうございました、橋本さんw)かける年。そういったビジョンやミッションを共有をするための全社総会を行った。その中で、特に印象的だった話を書き留めておきたいなとブログに書いております。
【バイト君の正社員への道】
約1年3ヶ月前にTwitterで社員募集を呼びかけたところ、何件かの問い合わせの中に、佐賀県出身東京在住の子から連絡をもらった。話を聞く限り、こちらが求めるスキルセットを何一つ持っていなかったので、(採用は)難しいかなあとおもったけれど、アタシ同様、かなりの厨二病臭(←爆笑)がしたので、会ってみるのもいいかな〜っておもい、東京オフィスに呼びつけた。
とにかく、顔は地味なのに、格好はチャラ男・・・(←まだ本人にはいってないのでここでカミングアウト)このギャップがおもろいなと想ったのが第一印象だった。しかも、その地味さで彼女と同棲中だという。なんだとー!!田舎者でニートで彼女付!!ねらーからフルボッコされるレベル。なのに、スキルセットはなかった。Ω\ζ°)チーン
そんなわけで、第一印象は最悪だったんだけど、私が知ってるコミュニティに参加したことがあるとか、あの人の話はおもしろかったとか、共通する話題もおおかった。色々話していく内に、気づいたことは、たいてい面接時ってのは自分のことをよく見せようとするために、ちょっと知ってることを、割と知ってる風に言ったりとか、表現するんだけど、この子ときたら「僕は知らないです。すみません。」というんですよ。しかも、落ち着いた感じで。正直すぎるだろwwwアタシが誰彼、ひょいひょい採用すると想ってんのか、この子は。っておもったんだけど、うちの会社で働きたい!って意思と、逆に馬鹿正直なところが気に入ったんだよね。でもまあ、若いし、ひとまず、本当のやる気を見せてきたらまた考えようっておもって「どうしてもうちで働きたいなら優秀なうちのおにーちゃんたちは福岡にいるから自費になるけどおいでよ」といったら本当に数日後に来た。爆笑。それでなんとなく、この子なりにあんまりお金にも余裕ないだろうなのに、来たってことは、まあ、また胸に響いたわけですよ。アタシだって鬼じゃない。
うちのおにーちゃんたち呼んで話をさせてみたんですが、彼が帰った後、誰一人として「採用」という言葉をひとことも言わなかった。社長の最首だって「無理だね」といってたレベル。でもアタシは、なんとなく、ただ無償無性(←誤字発見シリーズ2、あきみつ(←誤植3・・・)ちさんありがとう!!)に「グルーヴノーツで働きたい」「馬鹿正直」ってのが気になって気になってしょうがなくって、「育てるっていうのも勉強だし、なんとかならんかね」みたいなことを社内会議で言った気がする。そこで、社内で一番大きなプロジェクトを抱えてたおにーちゃんマネージャーに託した。こうして彼は(あたしのおかげで。←恩を売りつけるために)まずは、見事、「バイトの試用期間」という、前代未聞の微妙なチャンスを手にしたのであった。
3ヶ月後、成果発表として、社員全員の前でプレゼンをし、そこで今後について検討するイベントを企画した。管理部のマネージャーもなんとなく彼を気にかけてたりと、なかなか最初から社内での存在感はバッチリで(なにもできないのに)、生暖かく見守っていた。そんなかでの発表の日がきた。発表は、緊張からか、大量の汗をかき、言葉もオドオドし、何が言いたいのかもわからず。それはもう、酷いものだった。最後、彼は「一緒に働かせて下さい!!」といって大号泣。それだけはわかった・・・。爆笑。( ゚д゚)ポカーンとしている社員たちには無情にも、採用、バイト継続、不採用という、3択と、理由を書いてもらうアンケート用紙が配られた。
結果は「バイト継続」が大半を占め、ひとまずバイト君として正式に辞令を出した。(でもがんばってたので賃金もあげました)また、彼の教育を担当してた、うちのおにーちゃんも「僕がなかなか彼のために時間をさいてあげられなかった」と反省の意を表してたりと、社内にもよい刺激になったりしてるんだなあとおもって、アタシはよしよし・・・と想ってそのままお任せすることにした。
そして、一昨日の全社総会。彼がアタシにTwitter(笑)でコンタクトしてきて1年と3ヶ月がたっての時。
1年前の彼はそこにいなかった。そして、「社員への道!」という題名での資料にふいた。内容は、今まで彼が何をやってきて、何をどうお客様の価値にして、どういうことやってるかっていう内容だったけれど、もうね、1年前の彼とは別人だった。自分のやってること、やってきたことに自信をもってた。(5分でおねがいしますといってたLTなのに15分かかったり、汗は相変わらずかいてたけど)また、育ててくれたおにーちゃんマネージャーに感謝をしながら話をしてるところがね、もうね、泣いた。そんで速攻、入院中のおにーちゃんまねーじゃーにメッセージおくっちゃったよね・・・。本当によく育った!そしてよく育てた!!ものすごい成長を感じたし、また、うちになかった新しいセクションというか、武器になることを、彼はスキルにしてしまった。その後に行ったアンケートでほぼ100点満点で採用が決定した。当たり前の結果だった。はあ・・・本当に感動した。そして、こうやって社内で糸が紡がれていることにも感動したし、本当に良いスタッフが集まった会社だなあと、改めて思った。
採用が決まったことを懇親会でアタシが伝えることになった。(体調最悪なのに)だけど、この日が来ることを誰が想像してただろうか?アタシでさえも、このエンジニア集団のなかで、彼がどのような才能を発揮するんだろうかと途中、心配にもなりつつ、でも、生暖かく見守ると決めた以上、成長を待つしかなかった。その成長が、開眼。
写真は採用を伝える前。正座してたよね・・・。うけるwww
こうやって、成長や変化に強い人財を集め、育て、そして成長と変化に強い会社にしていきたい。そしてその価値を、お客様にも感じてもらえるように努力をしていきたいなと思う。
昨年の総会から9名増えた。